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腹責め小説~フラッシュバック其の3~【★】

腹責め小説 『フラッシュバック』その3

「お、きたきた。ここだ阿蘇田。」
一時の沈黙の後ソウギがニコニコで出迎える男。

「本当ですか?人を殴っていいって。
あ、僕、犯罪に巻き込まれるのだけは嫌ですよ。」

asoda1.jpg

見た感じ普通の大学生のような感じの男がやってきた。
長身で眼鏡を掛けたいかにも真面目っぽい雰囲気。

「大丈夫だって。阿蘇田も疑い深いな。人っつうか主に腹だがな。」
ちらっと陸斗のほうを見る阿蘇田。
「この人ですね言ってたのは。…へぇ~触ってイイですか?」
眼鏡の奥の瞳が鋭く光っている。



「もうお前の時間だぜ。好きにしていい。」
ソウギが言い終わる前に既に阿蘇田は陸斗に抱きついていた。
ふぅ~と陸斗の抱き心地に満足しているようだ。

『あの…』
(少しドキッとしてしまった。)

「抵抗しないんだ。パンツ一丁でかわいいですね。それに…」
下にある陸斗のボコボコの腹筋に目がいく。
「最高です。」

ズンッッッ!!!!!
『!!!ぐえっ!!!』

クリンチ状態からの突然の膝蹴りの衝撃に陸斗の腹筋は対応出来るはずもなく
見事に腹にめり込んだ右膝がぐりぐりと押し込まれていた。
見る見るうちに陸斗の表情が苦悶に満ちていく…

「すみません。ついいつもの癖で。」

『お、まえ…いったい…』
首にまわされた腕を振りほどこうとするが…まったくビクともしない。
逆に余計に体同士が絡まったような感触に陥る。

「僕は阿蘇田幸也っていいます。一応医者やってるんですよこれでも。」
笑顔で陸斗の質問に答える長身の男

近くで見ていたソウギが一言加える。
「言ってただろ凄腕の医者。こいつこう見えてえげつないぜ~。
黄泉帰りのキックボクサーってな。どんな怪我だろうが治しちまうんだ。
てか、自分で徹底的に痛めつけた奴を治すのが好きなんだと。
一度地獄を見せてから生還させるからな。ふふ。おっとドクターストップはねぇぞ。」

ドムッッッ!!!!
『がはっ!!!』
今度は左膝を打ち込まれる!

「久々なんでつい嬉しくて。力が入りますね。」
的確に一番ダメージが残るように腹の奥に決まっていく…。
打ちこまれた瞬間に更にググッと力を込められた膝が
陸斗の腹筋の鎧をいとも簡単に貫いていた。

ゴズッッ!!!ドボッッッ!!!ドボッッッ!!!
『うえっ!!!おごっ!!!ぐへっ!!!』


「うん?」

『は、はら…が…あ…』
ふと5発目の膝蹴りを入れたところでクリンチをほどいた阿蘇田。
目の前には口から涎を垂らし、膝からガクンと崩れ落ちた
陸斗の腹筋がビクンビクンと収縮運動を始めている…

「う~ん駄目ですか。こんな筋骨隆々で見事な腹筋を持ってるのに。」

その場に腹を抱えてうずくまる陸斗。肉体が小刻みに震えている。
そして…
うげえぇっ!!!
胃液を少量吐き出し悶絶!!酸っぱい匂いが周りに広がる。

『うっく…(な…んだ…これ)』
初めて腹にこんなイカレタ衝撃を受けた陸斗は頭の中が真っ白だ。

「いいねぇ、その表情だよ~陸斗!!」
ソウギが煩い。だがそんなことも気にせずいつも通りの男達。
というかさっきからソウギからパシャパシャと機械音が響いている…
そう言えばカメラを有司から貰っていたな…とその手際の良さに
阿蘇田も何やら感心した様子でソウギの方を振り向いた。

「こいつ格闘技経験ないからな。こんな腹に強烈な打撃もらうの初体験だろ。
なっ!初体験っ!」
ソウギがニヤニヤしながらデジカメでその様子を撮っている。

おそらく言っていたサイト用の写真や動画だろう。
デジカメの画面には腹に膝がめり込み目を見開きながら悶絶している
陸斗の様子や腹を抱え嘔吐している様子がありありと映し出されている。
「我ながら上出来だな」
上手く撮れた映像を見て更ににやつく。

「素人さんでしたか。どうりで…」
眼鏡の位置ををクイッと指で治すと
陸斗がうずくまっている横で顔を近づける。

『がぁ…はあはあ…はあはあ』
荒い息遣いに阿蘇田は少し興奮したようだ。

「ほらほら、立ってください。鍛えてあげますよそのやわな腹筋。」

『くそっ!!こんな!!』
ちょっとは自信があったのだ。この自慢の腹筋…。
周りからも超硬いだのタイヤみたいだの言われてときどき殴らせもしていた。
…はずだ…

『鍛えまくった俺の腹筋が役にたたないなんて…』
立ち上がりながら阿蘇田の体を見る。
「僕結構細身ですよ。力っていうよりまあ肉体の内部に直接効かせる技術ですかね。
内臓に直接効いた感じですよね?
ふつうの試合ではこんなに効かないんだけど陸斗君は面白いように…」

阿蘇田の話を遮る様にソウギがしゃしゃり出てきた。
「ああ、ああーいいんだよこれで。客には最高だぜこういうの。
俺たちが求めてるのは殺戮ショーみたいなエンターテインメントだからな。
マグロみたいな反応がいまいちだと白けちまうだろ。」
近くにいたソウギが楽しそうに答える。

「まあ確かに一理ありますね。こんな早々にもう僕のアソコがやばいですし。」
膨れ上がった股間に手をやる阿蘇田。
「お前も好きだな~。だから黄泉帰りなんて言われてるんだろうけど。」
フフっと一瞬笑うと
「そうですね…何度でも逝かせますよ。大丈夫。ちゃんと相手も生き返しますから。」

『…やばいだろこれ…』

この理不尽なショーに終わりがないことを段々と感じる陸斗。
そのとき

ピーピーピー

「お!」

あたりに電子音が鳴り響く。
そそくさとソウギがデジタル表示の時計に駆け寄る。

「おっと時間切れだぜ阿蘇田。ぐだぐだやってるから~
頭でっかちだもんな~やっぱり。」

「え!?もう終わりですか?そんな…。」
ものすごくガッカリしている阿蘇田にポンポンと背中を叩く。
「まああの金額じゃこれぐらいだろ。何気にケチだもんなお前。」

『えっと?』

なにが起こったのか理解できない陸斗。

「こんなもんで大丈夫かねぇ~。まあひとまず今日はこれでもアップしておくか。」
デジカメで今さっき撮った映像をPCに移す。

「ああ、こいつがケチったせいで中途半端に終わっちまったんだよ。
こういうところはキチッとやっとかないとな。金額通りの時間設定さ。10分で…」
いろいろとソウギが説明しているが全く陸斗には頭に入ってこない。

というかいつの間にか膝蹴りで弱っていた腹の状態がかなり回復している!!
さっき阿蘇田が俺を攻撃し消耗させた腹に施術していたが、
(どうやったのか見当もつかない…。)
自然治癒力を高めただとかなんだとか…こんな凄いのどうやったんだ…

「便利な世の中になったでしょう?愛の力が成す奇跡ですよ陸斗君」

『はぁそうですか…(何を言っているんだこの人は)』

『…考えるのはやめておこう…』

「そうそう、お前の部屋のカギだ。このビルの5階だ、
っていってもワンフロア独り占めだがな!どの部屋でもいいぞ。」
ポイっと一束になっいる鍵を投げやるソウギ。

「お前は大事な商品だからな。きっちり”約束”まで働いてもらうぜ。」

「壊れるなよ…」
ボソッと小声でソウギが言う。

壊れる?今確かにそう聞こえたような…5階のフロアまでのエレベーターで
さっきの言葉を思い出す。隣には阿蘇田がいつの間にかいた。

「どうしたんですか?着きましたよ。あれ、なんだか荷物が残ってますね少し。」
確かに誰かがつい最近まで使っていたような道具が散乱している。

…?…

『俺の前にもここに住んでた奴がいるんですか?』
少し頭痛がする。

「いや、まあ、そうですね。君と同じように連れてこられてね。
まあやり方は違うけど半年ぐらいで返済していったよ確か…うん。」
そつなく答えた阿蘇田だが、何となくぎこちない回答だ。

『そうなんですか。やり方?』
というかこのビル、外観は寂れた様子だが中は意外と綺麗だ。
このフロアも3部屋にトレーニングルームまでついているのだ…
『(アジトってこういうもんなのかなぁ)』

少し考え込んでしまった陸斗に阿蘇田が顔を近づける。
『おわっ!!近いっすよ!!』

「難しい顔して。大丈夫ですよ体の方は僕に任せておけば。」
ああ、そうだったとこれからの事を思うと胃が痛くなってきた…。

『はぁ…少し片づけるか…』
とりあえず前の人の荷物を片付けることにした。
阿蘇田も手伝ってくれるそうだ。
『(しかしこの人苦手すぎる。俺の監視役も兼ねてるのか…。)
…あれ?』

ふと床に落ちていた財布を拾う陸斗
『おっと、誰のだよ~…って俺のじゃねーかこれ!!たく、いつ落としたんだよ』
とりあえず中身を確認する。

『うん、あるわけないな金。…あれ?なんだこのメモ。』
札入れの所に入っていた紙を取り出す…

【絶対○○なよ。俺はお前を信じてる。俺は○○を○している。】

筆跡は陸斗のものではない…が
所々水に濡れたのか滲んでて判別できない文字がある。
『あぐっ!!頭が!!』
------------------ザザッ!!!-------------------
[ナイフ?包丁?男の腕?血?どう…の?せん…せい?]
一気に映像が脳内で駆け巡る!!

『はぁはぁ…(なんだ今の…やけにリアルな…)くそっ!!』
咄嗟に口から出てしまった。

「ん?どうしたんですか?」
少し離れた場所で俺のベッド…になる予定の所で
枕を二つ並べて置いている阿蘇田が振り返ってこちらを見ている。

『いや…なんでも…ないっす…』
気のせいだと思い込むが…あのメモは…見覚えがある…
その後、なぜか阿蘇田と一緒に遅めの夕食をとった後シャワーを浴びた。

『うーん、考えても考えてもわかるわけねぇーか!』
どっと疲れたのかこんな状況で絶対眠れないと思っていたが
一日がいろいろあり過ぎた…爆睡してしまう陸斗であった…。
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COMMENT

Mapledukeさん
ありがとうございます
阿蘇田は書いてて楽しいキャラになりそう?かなw

| hariken(ハリケン) | 2015/06/14 22:01 | URL | ≫ EDIT

阿蘇田もいいキャラですねw
陸斗もかわいいですが、正体は一体…?
気になります!

| Mapleduke | 2015/06/14 00:53 | URL |















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