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腹責め小説~フラッシュバック其の4~【★】

腹責め小説 『フラッシュバック』その4

「起きて下さい黒谷陸斗君。お仕事ですよ。」

rikutosleep1.jpg

誰かが体を揺らして自分を呼ぶ。ここどこだ~?と寝ぼけそうになったが
目の前の爽やか風な眼鏡の男が嫌でも視界に入ってくる。

『10時か、よく寝てしまった…』
部屋に備え付けの時計がぼんやりと音を鳴らしている。
自分でもがっかりしてしまう程の爆睡だ。

『え?てかなんで俺上半身裸なんだ?服着てたよな。』
シャツがいつの間にか脱げてる、下はなんとか大丈夫…なのか…?

「寝起きの目の保養…というか君はずっと半裸で過ごしていいのでは。
どうせ服着る事のほうが少ないはずですよ。」
そういうものか~と納得しかけていたが、陸斗のすぐ側には
ニッコリとほほ笑む阿蘇田。犯人はこの人だと否応にもわかってしまった…。

『仕事?』
とりあえずこの事はスルーして話を進める。

「ソウギさんが呼んでますよ。」


一階エントランス
「おお来たか。喜べ!!そこそこ問い合わせがきているぞ!
さすがにこんなに早く反応が来るとは予想してなかったな!」

「どうぞ黒谷様。」
ソウギが促し有司が持ってきたノートPCを見ると
昨日俺が阿蘇田に無惨に膝蹴りをくらってる場面が映し出されている。
その下には閲覧者からのコメントが…100件超え!?

【・やべぇぇ!!何この男前の腹筋やばすぎじゃね!バキバキすぎっしょ!】
【・陸斗ボコボコにしたい…】
【・すげぇめり込んでるな腹筋にあいつの膝。腹抱えてるとこなんて最高!】
【・この動画でもう何回も抜いてる】
【・まだまだ軽すぎでしょ。もっとやってよ!】
【・え!?この男の腹責めできるの?有料?でも高いよ…】
【・演技かと思ったけどガチじゃんこれ。たまんない。】
【・眼鏡容赦無しワロタ】
【・うそ~胃液吐き出してるところ有料会員のみ閲覧可能なの?】
【・↑これだけで元とれるレベルだぞ】
【・俺のタイプや!!膝蹴りなんて生ぬるいのよりもっと激しく苦しめてよ。】
他多数

「アクセス一日で5000近くいったぞ。有料会員も一日でかなり増やしたな。上出来上出来。」
『有料会員なんてあったんだ…』

「まあな、有料会員の中からお前との相手を選ばないとキリがないだろ?
冷やかしも大勢くるだろうしな。ちなみに月々¥3980だ!
画像や動画のお前の目線モザも取れるし、お得だと思うぞ!」
どれだけ宣伝しまくったんだろうか…。海外からのコメントもそれなりに多い。

「さてと、問い合わせもとい対戦希望の中からお前を殴る奴を選ばなきゃな。
こっちもかなり来てるぜ~」
嬉しそうにソウギがフンフン鼻歌をうたいながら問い合わせメールのチェックをし始めた。
メールには記入必須項目がいくつかあるが、ここでは特に金額がものをいう。
オークションの様に一定期間で締め切り日を決め、
そのうち最も高い金額を連絡してきた人物に陸斗を貸し出すのだ。

「しばらくは10~20万前後の入札が基本かねぇ。」
チェックしているソウギの目線が獲物を定める鋭い目つきになっている。
さすがに金が関わると真剣だ。
「ちなみに10分で20万てところかな。」

『やけに高額じゃないか?』
眉を顰めながら画面を覗く。

「おいおい陸斗、他人事の様に言ってるが対戦ゴッコじゃないからな?
一応これで死んでも文句は言えない契約だぞお前。」

『う…』
さらっと怖いことを…

「大丈夫ですよ。その為に私がいるじゃないですか。」
阿蘇田が上の階から降りてきた。
『(それが一番不安なんですが…)ははは…』

「ま、会員の奴らも様子見なんだろうな今は。
最初の内は少額短時間みたいだから気楽にやっとけよ。
よし有司!こいつに連絡とれ!巧!身辺調査忘れんなよ!」

「了解しました。」
「うーす!」
ソウギにプリントアウトされた紙を渡された巧が
それを元に別のPCを操作している。
有司は丁寧に相手に電話連絡をしているようだ。
「おめでとうございます。貴方が選ばれました。」
『(どっかの詐欺みたいな文言だった…)』

それからは非常にスピーディーな仕事だ。
先に入金を確認してからだが、場所や時間は極力相手の希望通りに合わせる。
シチュエーションも重要なポイントだそうで準備は抜かりない。
基本はリング上が一番多いが深夜野外の公園や廃墟、人だかりの中で等、
衣装や道具も希望があれば揃えている。
様々な所で相手が燃える(萌える?)展開が待っているのだ。

約二週間ほど、相手もだいたい素人の様なもので所謂プロな肩書きな
奴はおらず、阿蘇田並みのキツイ腹責めはそう多くはなかった。
どこか遠慮しているのだろう…陸斗も多少演技して耐えてるフリを続けていた。

だが、会員もシステムに慣れてきた三週間目になり…
「うほっ、100万単位が遂にきたぞ…。こいつはっと…。」

『嘘だろ…』

「なになに。俺のボディブローで血反吐でるまで腹筋潰してやるぜ。だってよ。
おっかないね~。どうするよ陸斗ちゃん。」
ソウギが一段と馴れ馴れしくなってきている…。

「ここでガツンと派手なのやっとくとお前のファンも固定されて、
もっと大金はたいてくれる奴が現れるかもなぁ。」

答えは一つしかないのを知っている癖に相変わらずイヤラシイ。

『はぁ、好きにしろよ…』
「オッケ~♂じゃあ、やるぜ。」

----ピッ----
そこに書かれていた表示を見る陸斗

腹逝かせ希望者
・東呉 紅(とうご くれない)
・身長163cm 体重60kg 年齢18歳
・格闘技 ボクシング

『おい、ちょっと待てよ18で200万なんて金なんで持ってんだよこいつ。』
要求は2時間程度の腹責め放題ボクシングなのだ。

「ああ、こいつこの年で用心棒やってるらしいぜ~末恐ろしい。
刃物の扱いも大したもんだとか。こっちがスカウトしたいぐらいだぜ!
いろいろヤバいことやってるからな俺も!ははは。
ちなみに刃物は使用禁止だから安心しろって。鈍器は使っていいがな!
ニヤリっ」

『だから笑えねーよ!』

心配ではあったが、この時はまだ何とかなると陸斗は楽観視していた。
阿蘇田の膝蹴り…確かに今まで体験したことのない衝撃だったが、
ここ2週間、かなり腹筋強化トレを継続してきた。
あれぐらいなら今ならなんとか耐えられるかも。そう思っていたのだ…
この後、東呉からのボディブローの一発で地獄をみるまでは…。

つづく


[巧と有司の人物&物語背景紹介コーナー]
ここでは話に出てきた人物の詳細を物語のモブとして活躍の場が少ない
ソウギの部下【巧と有司】の2人で適当に紹介していく。
まずはここまでの主要人物の3人。

rikutoprofa1.jpg
【黒谷陸斗】
バキバキに割れた腹筋が特に目を引くマッチョ君。
借金肩代わりして返済の為ソウギのモノになる。
実際所持金0で住んでいた家も退去させられていたので
衣食住がついてくるこの話も悪くはないかもと自己完結。
しかし、変な頭痛に時々悩まされているようだが…。
性格は楽観的でなんとかなるさーみたいな深く考えないタイプ
ちなみに大学中退してフリーターしてたらしい。

※有司の一言
「黒谷様ですね。何やら闇がありそうな雰囲気ですが、
基本爽やかな対応で私も無理言って一回腹筋触らせて頂きました。
運動得意そうですけど球技以外全然ダメらしいです。
高校の頃に憧れの人物に出会い体鍛えるのに目覚めたとか。」

※巧「ふん。いけすかねぇ奴だぜ。」

sougiprof1.jpg
【ソウギ】
自称「闇金やってます。」
いつもニヤニヤとした表情をしている冷酷な人物。
だが金の事になると本気を出す。何気に自分でサイトを構築したり
画像や動画編集など細かい作業が得意だったりする。
なんだかんだ細かいことをキッチリやる性格。
どこかと頻繁に連絡を取っている様子が見られるが…

※有司の一言
「私たちのボスですね。いつも先手を考えて行動している方です。
普段は相手を馬鹿にしている感じですけど、
意外とやさしいところもあるんですよ。
巧はかなり影響を受けているのではないでしょうか。
ちなみに妻子もちです。」

※巧「マジで!?」


【阿蘇田幸也】
黄泉がえりのキックボクサー。自分が好意を抱いた相手を痛めつけた後、
完璧に治すのに快感を得ている。どうやって治療しているかは企業秘密だ。
ソウギにはある事情から協力関係を築いているが…。
開業医の息子だが医師になった後は実家も手伝わずぶらぶらとしている
…という噂。

※有司
「ソウギ様の知り合いです。アジトに入り浸っているからか、
巧がイライラする原因のナンバー2です。ナンバー1は黒谷様。
男が好きなのかと尋ねたら人間が好きなだけですと返ってきました…。
それと、実はあれ【伊達メガネ】なんです。」

※巧「!?やっぱイライラするわアイツ…」


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