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スイーパーその3【★】

※腹責め小説

スイーパーその3



どのくらい車は走ったのだろうか?

涼二は既に今から何が起こるのか考えているようで、

恐怖で顔が真っ青である。

拓は涼二の事が心配なのか隣に座っている涼二の手をずっと握っていた。

いや、自分でも誰かの助けを乞いたかったのかもしれない。不安なのだ。

車は大道りに出て高層ビルが立ち並ぶ場所を進んでいる。

やがて車はある高層ビルの地下駐車場に着いた。

周りには一台も駐車されている車は見当たらない。



「降りるぞ。歩け。」



また佐渡と浩司はナイフを2人の背中に突き付け、余計な真似が出来ないようにしている。

先に降りていた下っ端の2人は、地下駐車場のエレベーターでドアを開けて佐渡達が乗るのを

待っていた。6人がエレベーターに乗り込むと、男は何やら機械を取り出しエレベーターについている

階数ボタンではなく、その下に何かをはめ込む接続部分に押し込んだ。

するとエレベーターの階数表示が00を表示したまま下に降り始める。

拓はさすがに生唾を飲み込んだ。



「歩け。」



エレベーターは何階に降りたのか分からないが、軽快な音を立ててドアが開いた。

そこは外の暗闇とは真逆の昼間であるかの様な明るさである。

涼二はあまりの眩しさに目を瞑った。

そしてゆっくりと目を開け、その部屋の中を見た。



何も無い…。いや、正確に言えば何かある事はあるのだがよく分からない。

全体を見渡すと殺風景な部屋だ。



「ここは…。お前らは一体何なんだ!?」



「っああ?てめえが知る必要ないだろうが。」



浩司が声を荒げ拓の前に出ようとする。しかし佐渡が浩司の前を遮った。



「まあいいだろう。教えてやるよ。俺らはこの会社の掃除屋だ。

掃除といっても人を抹消して綺麗にすることだ。お前等が見た奴は、

この会社の重要機密をネタに他の競合会社にその機密を売りさばこうと

しているとリークがあったんでね、消してあげたんだよ。

普通は事故に見せかけて殺るんだが、この馬鹿がヘマしたおかげで、

殺そうとしている事がそいつにバレてな、あの路地まで逃げやがった。

で、直接確実にあの男を殺すことになったんだ。

まったく、誰かに見られる危険があるから嫌だったんだがね…。」



佐渡は拓達を笑顔で睨んでいる。

涼二はその表情を見てさらに顔が真っ青になっている。



「そうそう、ここは社員の修正場だ。会社に対して殺すまではいかないが

危険な社員を、その身をもって償ってもらおうという場所さ。」



「ここまで言えばもう分かるか?所謂お仕置き部屋だ!」



「で、でもそんな事していたら…。」



涼二の声が震えている。



「どうやら、どうしてそんな事をされた社員が警察やら弁護士に訴えないのか

不思議そうだな。答えは簡単だ。そいつらの家族・身内・知人すべてが人質だからだ。

やられた事をバラしたらどうなるか、暴力以外にもいろいろとやり方があるもんだよ。

いくら駄目な社員でも他人の人生をめちゃくちゃにするのは辛いんだろうかね?ははは。

まあそんなところだ。」



一通り喋り終わると佐渡は胸ポケットからタバコを取り出し、ライターで火を点け吸いだした。



「ふ~。もういいだろ。浩司。」



「はい。」



佐渡が浩司にそう言うと浩司は突きつけていたナイフを拓の背中から離した。

だが涼二の背中にはまだナイフの刃が向けられている。



「へー、お前等K高校に通ってるのか。住所は…。」



何でこいつがそんなことを知っているのかと佐渡の方を見ると、

彼の手には拓と涼二の生徒手帳と携帯が確認できる。

2人は「あっ」と思ったがもう既に時遅しである。



「さてと、そろそろやるか。俺もこいつが馬鹿したおかげで直に給料に響くんでね。

イライラしてんだよ。そっちのお前は一応人質な。浩司、そいつが何かしようとしたら

殺れ。上からは殺すなと言われたが、まあ暴れたとか適当に理由つければいいだろ。」



「わかりました。」



「た、拓…。」



「涼二、心配すんな。お前は絶対に動くなよ。俺がなんとか…。」



「ああ、そうそう。拓君だっけ?お前も何か妙な真似してみろ、友達は

ぽっくりあの世逝きだ。お前は俺のサンドバック役な。腹を殴った感じだと

かなり鍛えてるようだし、腹だけ責めてやるよ。なかなか楽しめそうだ。」



佐渡はニヤニヤ笑っている。



「おい、上半身裸になれよ。」



「…。」



拓は無言で服を脱ぎ始めた。

服を着ていてもはっきりとわかっていた筋肉がその全貌をあらわにしていく。

背筋、大胸筋、上腕二等筋。三角筋、腹筋、腹斜筋、どれをとっても発達した

立派な肉体をしている。逆三角形の綺麗な体だ。

その中でも腹筋が特に素晴しく、6パックが一つ一つくっきりと浮かび上がっている。

薄っすらと盛り上がっている血管の筋も素晴しい。

とくに上腕二等筋の血管は太く浮き出ていて男らしさをさらに際立たせている。

首筋にある血管もきれいに浮き出ており、拓の男前の顔をさらに魅力的にさせている。



「予想以上だ。これは良い。」



佐渡は拓の体の筋肉を一つ一つ堪能するように手で撫で回している。

特に腹筋を丁寧に撫で回す佐渡。拓はじっと耐えるようにその様子を見ていた。



「(すごい…。前に見たときより一回り大きくなってる。)」

拓の体に感心しながらも、涼二は不安に見守っていた。
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| スイーパー | 21:31 | コメントする:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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